固定ページと投稿ページの違いについて!
Webサイトやブログを運営していると、WordPressなどのCMS上で「固定ページ」と「投稿ページ」のどちらを使えば良いのか迷う場面が出てきます。
特に、SEOを意識している人にとって、どちらを選べば検索順位に有利なのかは気になるポイントの一つですよね。
この記事では、「固定ページ」「投稿ページ」の基本的な違いから、SEO評価を高めるための使い分け方までを、分かりやすく解説します。
固定ページは変わらない情報を整理するためのページ
固定ページは常に必要な情報を提供するページ
固定ページとは、時間の経過や更新頻度に関係なく、常に必要な情報を提供するページです。
WordPressでは「固定ページ」として独立して作成され、カテゴリやタグで分類されることはありません。
【主な用途】
会社概要
お問い合わせフォーム
サイトマップ
プライバシーポリシー
よくある質問(FAQ)
固定ページの特徴としては、以下の内容が挙げられます↓
特徴 | 内容 |
---|---|
時系列での表示 | なし(常に固定) |
カテゴリ・タグの使用 | 付加 |
SEOにおける役割 | サイト構造の強化 信頼性向上 回遊性向上に貢献 |
ページ数の制限 | 原則なし (ただし、ナビゲーションに整理が必要) |
メニュー・フッター表示 | 優先的に設定されるページとして活用されやすい |
投稿ページは継続的にコンテンツを発信するためのページ
投稿ページは更新型コンテンツを掲載するためのページ
投稿ページは、ブログやニュース、お知らせなどの更新型コンテンツを掲載するためのページです。
投稿された記事は時系列に並び、カテゴリやタグで分類されます。
【主な用途】
ブログ記事
ニュース(お知らせ)
コラム(特集)
商品レビュー
SEO対策記事
投稿ページの特徴としては、以下が挙げられます↓
特徴 | 内容 |
---|---|
時系列での表示 | あり(新しい順に表示) |
カテゴリ・タグの使用 | 可能(分類・内部リンク最適化が可能) |
SEOにおける役割 | コンテンツの更新性 検索エンジンへのインデックス促進 ロングテールSEOに最適 |
SNSとの相性 | 高い(シェアしやすい形式) |
アーカイブ対応 | 月別、カテゴリ別で自動的に整理される |
固定ページと投稿ページの違いを徹底比較
固定ページと投稿ページの違いを比較!
SEOを意識する上で、この2種類のページの使い分けは非常に重要です。
それぞれのページの違いを整理した表は、以下の通りになります↓
項目 | 固定ページ | 投稿ページ |
---|---|---|
主な役割 | サイトの基本構成 恒常的な情報 | 記事型コンテンツ 定期的な発信 |
時系列での整理 | されない | される |
カテゴリ・タグ機能 | なし | あり |
SEO評価への影響 | 構造的なSEO強化に効果 | 継続的な流入増加 ロングテール対策に最適 |
検索エンジンへの訴求 | 一部に効果 (構造・信頼性向上) | 高い効果 (更新頻度・キーワード戦略が反映) |
SEO視点で見る!固定ページと投稿ページの最適な使い分け方
それぞれのページの最適な使い方!
① 固定ページは「信頼性・導線強化」のために使う
Googleは、ユーザーにとって使いやすく信頼できるサイト構成を評価します。
固定ページはまさにこの役割にピッタリです。
・サイトの運営者情報
・会社情報
・運営ポリシー
・サイトマップ
・ナビゲーション
上記のような内容は、ユーザーが迷わず目的にたどり着くために必要であり、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を高める手段でもあります。
② 投稿ページは「キーワードを狙ってアクセスを増やす」ために使う
投稿ページでは、SEOキーワードを設定しやすく、更新性も高いため、検索エンジンにとっても好印象です。
・ニッチなキーワードでの記事作成(ロングテール戦略)
・SNSでの拡散による被リンク獲得
・内部リンク戦略によるサイト内の評価分散
など、集客・アクセスアップの起点として投稿ページは不可欠です。
SEO対策の実践ポイント!
それぞれのSEO対策のポイントは?
固定ページと投稿ページ、それぞれのSEO対策のポイントを、以下の表に纏めました↓
固定ページのSEO対策 | 投稿ページのSEO対策 |
---|---|
構造化データ(例:FAQページ) タイトル・ディスクリプション最適化 ナビゲーションへの登録 常時SSL対応やポリシー記載による信頼性強化 | キーワード選定と配置(hタグ、メタ情報) タグ・カテゴリの整理 関連記事への内部リンク 定期的なリライトと更新 |
よくある質問(FAQ)
- Q投稿ページをSEO目的で作るだけで十分では?
- A
固定ページがないと信頼性に欠けると判断される可能性があります。特にYMYL(お金や健康などのジャンル)では、信頼性のある運営者情報が必要不可欠です。
- Q固定ページだけで構成されたサイトでも上位表示できますか?
- A
理論上は可能ですが、コンテンツ更新性やユーザー行動指標の観点からも、投稿ページによる情報発信がSEOには有利です。
- Qどちらのページもインデックスされますか?
- A
はい。どちらもGoogleなどの検索エンジンにインデックスされます。ただし、構造や内部リンクの設計によって、クロールの優先度に差が出る可能性があります。
まとめ
SEO評価を上げるためには「固定ページ」と「投稿ページ」を賢く使い分けるべし
SEOで成功するには、単にコンテンツを増やすだけでは不十分です。
「固定ページ」と「投稿ページ」の違いを理解し、それぞれの役割に応じて使い分けることが、検索順位を上げる近道です。
固定ページ → 信頼性・導線設計・構造化
投稿ページ → コンテンツ量・キーワード戦略・更新性
このように設計されたサイトは、ユーザーにとってもわかりやすく、Googleにも評価されやすい構造になります。
ご自身のサイトにも、この2種類のページを戦略的に組み込んでみてください。